テクニカルライブラリー

応用データ

混合時に適した崩壊剤

Most compatible disintegrants ノイシリン®US2との混合時に最も適した崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウム(Ac-Di-Sol)であり、続いてクロスポピドン(Kollidon-CL)、カルメロースカルシウム(ECG-505)であることが分かりました。US2の特徴(表面積が大きく、多孔質)とクロスカルメロースナトリウムの架橋結合が相乗的に作用し、錠剤内部への水の吸い込みと錠剤の膨潤が短時間で何度となく起こるため、崩壊が速くなります。ノイシリン®US2は流動性を改善し、少ない圧縮力で十分に硬い錠剤を形成します。崩壊剤としてクロスカルメロースナトリウムを用いた場合、硬度と圧縮圧の上昇は崩壊時間または錠剤の適合性に影響しませんでした。デンプンタイプの崩壊剤は、ほとんどがノイシリン®US2と相性が悪いため、製剤にノイシリン®US2を選択した場合は、クロスカルメロースナトリウムを選択することが最適です。

オイルの粉末化

粉体流動性の高いアマニ油粉末(ノイシリン®US2を使用)

Neusilin® US2 + 30% linseed oil, Dry at 50°C Neusilin® US2 + 30% linseed oil, Dry at 50°C
Neusilin® UFL2 Powder (x 20,000) Linseed oil tablet, ∅11.3mm, 125N at 500kg/cm2

ロートエキスと大豆レシチンの錠剤(ノイシリン®UFL2を使用)

Tablets of Scopolia extract and soybean oil (with Neusilin® UFL2) 25%ロートエキスまたは大豆レシチンと25%UFL2を含む混合物を等量の乳糖と混合し、この混合物を静的圧縮させ、錠剤化しました。臼や杵へ付着することはなく、圧縮率は良好でした。この錠剤は、保存中にロートエキスまたは大豆レシチンが染み出すことはありませんでした。

ビタミンE錠(ノイシリン®US2を使用)

Tablets of Vitamin E (with Neusilin® US2) 酢酸トコフェロール(VE)20~50%のエタノール溶液を比例した量のノイシリン®と混合し、十分に混ぜ合わせました。この混合物に3%クロスカルメロースナトリウムと1%ステアリン酸マグネシウムを追加後、錠剤化しました。ノイシリン®US2を用い、最高30%のビタミンEを含む高品質の錠剤を調製することができます。

固体分散

既発表例

BAY 12-9566の固体分散系の開発において、Guptaら1,2は溶融造粒によりTernary Dispersion Granulesを調製しました。まず、候補薬のBAY 12-9566を溶融した固体分散基剤Gelucire®50/13に加え、温度を90°Cに維持しました。ノイシリン®US2を造粒機であらかじめ15分間80°Cに加温しておき、300 rpmで攪拌しました。次に、攪拌を続けながら、溶融した混合物を1分間かけて1滴ずつノイシリン®に追加しました。さらに1分間、攪拌速度を600 rpmに上げて溶融造粒を行い、薬物Gelucire®50/13とノイシリン®US2のTernary Dispersion Granulesが得られました。分散顆粒は空冷により室温に戻した後、メッシュ#18 BSSによりふるいにかけました。この粉体流動性の高い分散顆粒を錠剤に加工しました。

1) Gupta et al, Pharm Dev Tech, 6: 563- 72, 2001
2) Gupta et al, Pharmaceutical Research, 19:1663-72, 2002


Gupta et al, Pharmaceutical Research, 19:1663-72, 2002

固体分散顆粒の溶出プロフィール

Dissolution profile of solid dispersion granule USPタイプII装置(パドル法、回転数50 rpm)を使用した、造粒直後から保存後の固体分散顆粒の薬物溶出(30分後)比較。40°c/75% RHで保存後、固体分散顆粒からの薬物溶出(造粒直後からの割合(%))について、データを示しています(Gupta et al, 2002)。

2) SMEDDS(Self Micro Emulsifying Drug Delivery Systems:自己乳化型製剤)
Catarzi et al, 6th world meeting on Pharmaceutics, BioPharmaceutics and Pharmaceutical Technology, 2008

グリブリドの調製:
SME製剤は、Tween 20とLabrafac Hydro WL(油相)を連続的に攪拌し、トランスクトールに可溶化したグリブリドに蒸留水を加えて調製しました。グリブリド錠は直打により調製しました。
ノイシリン®US2を用いることで流動性が改善し、錠剤が小型化し、溶出プロフィールが改善しました。

グリブリド製剤の溶出プロフィール

Dissolution profile of glyburide preparation 様々な錠剤製剤からのグリブリド(GLY)の溶出プロフィール(標準錠剤-市販のGLY製剤、SME錠剤-油相としてLabrafac Hydro®、界面活性剤としてTween 20、共界面活性剤としてトランスクトール®で構成されるグリブリドSME製剤、TC錠剤-トランスクトール(TC)から成るグリブリド製剤。(Catarzi et al, 2008)


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